2015年05月09日
攻めてくる可
大抵こういう罠は亜人が仕掛ける。それも迷宮になじんでいる亜人はゴブリンだろうが手先が器用らしい。つまり罠で混乱している隙に攻めてくる可能性が高いと言う事だ。罠解除に手間取っていてもそうなる。
「罠は糸と針か?」
「はい」
「丁度角だし、まとめて吹き飛ばしてしまおう」
「え?」
「みなさん、下がっていてくださいCarpet Cleaning HK。爆発させます」
俺はグレネードランチャーに擲弾を装填し、みんなを下がらせた後、中指でグレネードランチャーの引き金を引いた。
「シュポンッ」と言う音とともに発射される擲弾。壁に当たってこちらからは見えない位置に「コンッコンッ」と缶を転がすような音が響く。TNT作っておかないと。
爆発音は意外と軽い。「パンッ!」とそんなに煙を立てずに爆発し、罠と奥に潜んでいたらしい亜人に被害を与えるuniversity scholarship。
「ギャッ!?」
「グギャア!」
生き残っていたゴブリンが2体、混乱して飛び出してくる。あえて職を付けるなら、ゴブリンソードマンにゴブリンシーフと言ったところか?レッドクリフ付近の奴等は腰布メインだったのにこいつらは胸当てやソフトレザーを採寸が違うところは縛って装備している。冒険者から剥いだ奴か。
慌てず先に出てきたゴブリンシーフの頭を狙って点射で撃つ。あっけなく爆ぜるゴブリンの頭。
もう片方はフレデリックによって頭を思い切り柄頭で殴打されていた。どれだけ馬鹿力なのかは知らないが、耳から体液を噴出し頭をへこませているゴブリンソードマン纖瘦店。
「びっくりしました」
リリウムはあまり大きな音が苦手なようだ。獣耳を伏せて人の耳を両手でふさいでいる。
「簡単な罠ならやっぱり私でも潰せそうね」
今度囮としてゴーレムを作成する本をシャーロットと共同で買っておくか。落とし穴や感圧板を踏ませるのに役に立つだろう。
「ユキ坊、剣とダガーを回収しておいてくれ。後胸当てが何気に金属製だからそれもだな」
「はい。リリィはもうちょっと大きな音に慣れようね」
「はい、お兄様」
ゲートに戦利品を回収しながらリリウムを窘めておいた。
Posted by yauenimi at 11:15│Comments(0)